導入
「牛乳ラーメン」という言葉を聞いて、正直なところ怖かった。
出張で青森に来るたびに「一度は食べなければ」と思いつつ、二郎系の豚職人として「それはラーメンなのか?」という疑念が拭えず、先送りにしてきた青森名物。
今回とうとう決断した。向かったのは「かわら」。元祖・味の大西で修行を積んだ店主が作る王道の一杯だ。
結論から言う。怖かったけど、うまかった。
店舗情報
- 店名:かわら
- 住所:青森県青森市大字筒井字八ツ橋40-5
- 営業時間:11:00〜21:00
- 定休日:火曜日(不定休あり、要確認)
- 駐車場:店舗前4台・裏手に10数台(無料)
アクセス・駐車場
ロードサイドに構える店で、車でのアクセスが基本。駐車場は店前4台・裏手に10数台とそれなりの台数があるが、12時のランチタイムに訪問したところたまたま空いた1台に滑り込む形になった。人気店だけあって昼時は満車になりやすい。11時台の早めの訪問か、13時以降のピーク後を狙うのが賢明だ。
注文方法
券売機ではなく、レジ前で口頭でオーダーし食券を受け取るスタイル。入店後は迷わず「牛乳ラーメン」を注文。バタートッピングは標準装備だ。
牛乳ラーメンとは
青森のソウルフードとして知られるこのラーメン、その誕生は意外にも中高生の「味変」文化から生まれたという。味噌ラーメンに牛乳を入れると美味しいという噂が広まり、定番メニュー化されたのが始まりだ。
「かわら」の店主は、このラーメンの元祖とも言われる「味の大西」で修行を積んだ正統派。秘密のケンミンSHOWにも登場し、全国的な知名度を持つ青森を代表する一軒だ。
実食レビュー
着丼の第一印象

運ばれてきた瞬間、まず目に入るのは丼の中央に鎮座する白いバターの塊だ。みそ牛乳が溶け合った淡い黄橙色のスープの上に、ちぢれ麺・もやし・メンマ・わかめ・チャーシューが整然と並ぶ。見た目は意外なほどオーソドックスなラーメンだ。
スープ(バター溶かし前)

まずバターを溶かす前に一口。口に入った瞬間、みその香りが同時に広がるが、想像していたような「牛乳が暴れている」感じは一切ない。牛乳のまろやかさがスープ全体をやさしく包み込み、3つの素材が絶妙なバランスで共存している。
「牛乳臭い」という心配は杞憂だった。牛乳はあくまでスープのまろやかさを底上げする縁の下の力持ちで、主張しすぎない絶妙な仕事をしている。
スープ(バター溶かし後)
これが決定的な変化をもたらす。バターが溶け出すにつれ、スープにコクと香ばしさが加わり、まろやかさが一段と増す。バター溶かし前後で別物のラーメンになる感覚は、他の二郎系では体験したことのない味変だ。
後半になるほどスープが美味くなっていく、という稀有な体験ができる一杯だ。
麺

黄色がかった鮮やかな縮れ麺。写真を見ると色鮮やかで、スープとの馴染みが良い。歯切れは良くもっちりとした食感で、濃厚なみそスープをしっかり纏いながらすすれる。二郎系の極太麺とは全く異なる方向性だが、このスープには最適解だ。
チャーシュー
薄切りでしっとりとした食感のチャーシュー。ガツンとした豚感より、スープの邪魔をしない繊細な仕事ぶりが印象的だ。みそカレースープと絡めながら食べると旨味が引き立つ。
まとめ
青森みそカレー牛乳ラーメン かわらは、
- 「怖かったけどうまかった」が全てを物語る一杯
- 牛乳が喧嘩せず絶妙に調和したスープ
- バターを溶かすことで別物に変化する味変体験
- 昼のピーク時は駐車場が満車になるため早めの訪問推奨
が揃った、青森出張で必ず寄るべき一軒だ。
二郎系しか食べてこなかった豚職人が「また食べたい」と思った、ジャンルを超えた名作ラーメン。青森に来たら一度は体験してほしい。
🐽 豚職人のひとこと
人生初の牛乳ラーメン。正直ビビっていたが、食べた瞬間に一体感を感じた。牛乳とスープが一体となった唯一無二のスープは、二郎系の豚職人が抱いていた「ラーメンはパンチがなければ」という固定観念を崩してくれた。バターを溶かして濃くなっていくスープを最後まで飲み干したくなる、危険な一杯。青森出張の際は必ず再訪する。ごちそうさまでした。


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